この記事はここがポイント
- 良品計画(7453)の株主優待は100株以上保有で7%引きの「シェアホルダーカード」
- 8月末優待の権利付き最終日は8月27日、優待クーポンは11月下旬に到着し冬の買い物に有用
- 優待の7%割引と良品週間の10%オフは併用不可、良品週間以外の活用が賢い選択
食品から衣料品まで、値上げのニュースが相次ぐ2026年。無印良品でも4月17日に食品118品目の価格改定に続き、9月4日からは衣料品・生活雑貨・食品計489品目の値上げが控えています。
こうしたなかで、頼もしい味方になってくれるのが、良品計画(7453)の株主優待「シェアホルダーカード」です。
これを使えば日々の買い物が一律7%引きになります。8月末の権利確定日を控え、優待の内容と「良品週間」との使い分けを確認していきます。
最新決算は増収増益、通期見通しの上方修正も
同社が2026年7月10日に発表した2026年8月期第3四半期累計(2025年9月〜2026年5月)決算は、営業収益6,907億8,800万円(前年同期比16.9%増)、営業利益808億2,200万円(同36.0%増)、経常利益823億9,600万円(同42.5%増)、純利益585億5,300万円(同34.3%増)と大幅な増収増益になりました。これを受けて通期予想も上方修正され、営業収益9,070億円(前回予想比2.3%増)、営業利益980億円(同10.1%増)、経常利益990億円(同12.5%増)、純利益670億円(同8.1%増)を見込んでいます。年間配当は1株32円を予定しています。
株主優待は「100株」でもらえる7%OFFの「シェアホルダーカード」
株主優待は、100株(1単元)以上を保有するすべての株主が対象です。保有株数によるランクアップはなく、一律で商品価格の7%引きが受けられる「シェアホルダーカード」が送付されます。従来は無印良品の実店舗のみで使える紙のカードでしたが、電子クーポン化によりネットストアでの買い物でも割引が適用されるようになりました。権利確定日は毎年2月末と8月末の年2回です。
権利確定日はいつ?
株主優待を受け取るには、権利確定日(基準日)である8月31日時点で株主名簿に記載されている必要があります。国内株式の決済ルール「T+2」で逆算すると、実際に株を購入すべき期限となる権利付き最終日は8月27日、その翌営業日である8月28日が権利落ち日にあたります。
権利付き最終売買日:2026年8月27日(木)
この日の大引け(15:30)までに株を買って保有している必要があります
権利落ち日:2026年8月28日(金)
この日に株を売っても、8月分の優待と配当はもらえます
権利確定日:2026年8月31日(月)
株主名簿に名前が載る日です(※株主がこの日に何か操作をする必要はありません)
8月の権利確定スケジュール一覧
実際に届くのは11月下旬ごろ
良品計画の株主優待は非常に魅力的ですが、唯一の欠点は「手に入るまでに時間がかかる」ことでしょう。
クーポンが実際に手元へ届くのは11月下旬ごろ。配当金計算書などの書類と一緒に配送されるため、利用できるようになるのも11月下旬以降となります。
残念ながら夏のセールには間に合いませんが、そのかわり冬のセールやクリスマス、年末年始のショッピングで大活躍してくれます。
冬物の衣類や寝具は夏物よりも単価が高くなりやすいため、到着時期から逆算して、今から計画的に買い物の準備を進めておきたいところです。
株主優待の「7%」と「良品週間」の「10%」は併用できる?
無印良品でお得に買い物をする方法として、株主優待とあわせてよく知られているのが、会員向けセール「良品週間」です。
期間中はMUJI passportの提示で10%オフになります。
ここで押さえておきたいのが、株主優待の「7%割引」と、良品週間の「10%オフ」は併用できないという点です。
割引率だけを見れば良品週間の10%が大きく、株主優待の7%は良品週間以外の時期に活きてくる、という棲み分けになります。
割引率だけを比べれば良品週間の方が有利なため、開催期間中にまとめ買いをすませ、良品週間が開催されていない時期の買い物にシェアホルダーカードの7%引きを活用する、という使い分けが基本になります。
良品週間の開催時期はそのつど公式サイトで告知されるため、あわせてチェックしておくとよいでしょう。
バリュエーション評価
2026年8月13日時点の株価4,480円をもとにすると、PER(同社予想)は35.49、PBR(実績)は5.93倍、配当利回り(同社予想)は0.71%です。
記者コメント
3Q累計での大幅増益に加えて通期予想も上方修正されるなど、良品計画の業績は好調に推移しています。
株主優待は保有株数によるランクアップがなく、100株からでも同じ7%引きを受けられる点がわかりやすい制度です。
良品週間との使い分けも含め、8月末の権利付き最終日を逃さないようにしたい銘柄と言えるでしょう。
参考
免責事項
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
- 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
- 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
- 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
フィスコなどの金融専門誌出身。10年以上にわたり日経QUICKやブルームバーグ等で機関投資家向けの債券市場記事を執筆。企業調査レポートや決算などIR情報の発信に精通し、現在は経済メディア『LIMO』編集部で記事を執筆。
