「松屋(9887)」と「吉野家(9861)」株主になるにはいくら必要か「株主優待」の内容といつもらえるかも確認する
slyellow/shutterstock.com
執筆者宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長
20:09
「松屋(9887)」と「吉野家(9861)」株主になるにはいくら必要か「株主優待」の内容といつもらえるかも確認する
slyellow/shutterstock.com

この記事はここがポイント

  • 松屋HD約49万円、吉野家HD約36万1200円の必要金額(2026年7月24日終値)。
  • 松屋HDは100株1年継続保有で優待券10枚、吉野家HDは100株で半期ごと500円券4枚のお食事券。
  • 優待株は魅力的だが、株価変動リスクや業績考慮した総合的な投資判断の必要性。

株主になるには松屋フーズHD(9887)が約49万円、吉野家HD(9861)が約36万1200円必要になる(2026年7月24日終値時点)

身近な外食チェーンの株式として、「松屋フーズホールディングス(9887)」と「吉野家ホールディングス(9861)」に興味を抱いている方もいるでしょう。「よく行くお店の株なら応援したい」「株主優待を使ってみたい」などのニーズもあるものです。

今回は「松屋フーズホールディングス(9887)」と「吉野家ホールディングス(9861)」を例に、株主優待対象の株主になるのに必要な金額や優待の内容を、一緒に確認していきましょう。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。

※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

【2026年7月24日の株価の終値】松屋フーズHD(9887)の株価と参考指標

まずは2026年7月24日時点の松屋の株価の終値と参考指標を整理します。株価や指標は市場で刻々と変わるため、あくまでこの時点の数値である点にご留意ください。

松屋フーズHD(9887)の1年間の株価推移

松屋フーズHD(9887)の1年間の株価推移

  • 株価(終値):4900円(前日比+1.03%)
  • 始値4845円/高値4920円/安値4820円
  • 時価総額:約1009億円(100918百万円)
  • PER(会社予想):26.56倍/PBR(実績):1.75倍
  • 配当利回り(予想):0.53%
  • 年初来高値6910円(2026年2月6日)/年初来安値4385円(2026年6月23日)

年初来高値6910円に対し、2026年7月24日時点は4900円と、高値からは水準を切り下げています。PERやPBRは、利益や純資産に対して株価が割高か割安かをみる目安ですが、一つの指標だけで判断せず、複数の視点で確認したいところです。

【2026年7月24日の株価の終値】吉野家HD(9861)の株価と参考指標

次に吉野家です。

吉野家ホールディングスの株価推移(1年間)

吉野家ホールディングスの株価推移(1年間)
  • 株価(終値):3612円(前日比+2.94%)
  • 始値3497円/高値3614円/安値3488円
  • 時価総額:約2352億円(235248百万円)
  • PER(会社予想):47.71倍/PBR(実績):3.37倍
  • 配当利回り(予想):0.61%
  • 年初来高値3740円(2026年7月15日)/年初来安値2984円(2026年1月8日)

吉野家は2026年7月24日時点で、年初来高値3740円に近い水準にあります。PERは47倍台と松屋フーズより高めですが、数字の高さは成長への期待や足元の利益水準など背景によって変わります。単純な比較だけでなく、その理由もあわせてみておきたいところです。

では、両社の株主になるにはいくら必要かをみていきましょう。どちらも株主優待を受けられるのは100株からです。筆者が確認した2026年7月24日時点の株価の終値で計算すると、必要な金額の目安は次のとおりです。

株主になるための必要金額

  • 松屋フーズHD(9887):4900円×100株=約49万円
  • 吉野家HD(9861):3612円×100株=約36万1200円

いずれも2026年7月24日時点の株価をもとにした計算で、実際には売買手数料が別途かかる場合があります。株価は日々動くため、購入を検討する際は、そのときの最新の株価を確認することが大切です。

松屋フーズHD(9887)・吉野家HD(9861)の株主優待はお食事券。いつもらえるかもみる

最後に、多くの方が気になる株主優待の内容を確認していきましょう。

松屋フーズホールディングス(9887)の優待

  • 100株以上を1年以上継続保有:優待券10枚
  • 100株以上を3年以上継続保有:優待券12枚

継続保有の期間は、株主名簿に同一の株主番号で3回記載されると1年以上、7回記載されると3年以上と判定されます。

優待券は1枚につき1食で、「松屋」「松のや」、およびそれらを主業態とする複合店舗(マイカリー食堂など)で利用できます。

なお、送付時期は毎年6月末頃で、有効期間12ヶ月となっています。

吉野家ホールディングス(9861)の優待

「株主様ご優待券」1枚につき500円分の飲食に利用できます。対象は、吉野家・はなまるうどん・千吉・鶏千・炒王・ばり嗎・とりの助・風雲丸・キラメキノトリなど、グループの幅広い店舗です(一部対象外の店舗があります)。保有株数に応じた枚数は次のとおりで、2月末と8月末を基準に、それぞれ配布されます。

  • 100株〜199株:半期ごとに4枚
  • 200株〜999株:半期ごとに10枚
  • 1000株〜1999株:半期ごとに12枚
  • 2000株以上:半期ごとに24枚

送付時期は、2月末分が5月上旬、8月末分が11月中旬です。

株主優待は企業の方針によって変わることもあるため、最新の内容は各社の公式情報で確認しておくと安心です。

まとめにかえて

外食チェーンの株は、優待を通じて生活のなかで楽しめるのが魅力です。

宮野 茉莉子
執筆者宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長

ただ、株を選ぶときに筆者がお伝えしたいのは、「優待の魅力」と「投資としてのリスク」を分けて考える、ということです。

まず、優待券が自分の生活圏で使えるかを確認しましょう。どんなにお得な優待でも、通わないお店では活用しきれません。

次に、必要な金額と手数料、そして株価が動くリスクも考えましょう。今回みたように、優待や配当があっても、株価の下落でトータルがマイナスになることもあります。優待利回りだけでなく、100株を買うのに必要な金額を無理のない範囲におさめること。

そして、1年以上の継続保有が条件になる優待もあるため、長く付き合えるかも考えておきたいところです。

外食株の優待は、日々の食事という身近な場面で価値を感じられるのが魅力です。裏を返せば、その分「お得感」に引っ張られて、株価が動くリスクを見落としやすいということ。優待・配当・株価変動をひとまとめにせず、業績も含めてそれぞれを分けて確認していけば、自分はどうしたいのかといった投資判断がしやすくなるでしょう。

参考資料

免責事項

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
  • 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。
  • 投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。
Google で優先するソースとして追加
宮野 茉莉子LIMO&ファイナンス編集部 副編集長

関連タグ