パーソナルファイナンスニュース
60歳から90歳以上の厚生年金・国民年金「ふつうの金額」平均受給月額一覧。男女別の1万円刻み分布と高齢者世帯の所得内訳
齊藤 慧
筆者はファイナンシャルプランナーとして、これまで多くのお客様から老後のお金に関するご相談を受けてきました。近年は生涯未婚率の上昇により、40代や50代の「おひとりさま」世代から「自分ひとりの場合、年金は月額いくらもらえるのか」という不安の声を頻繁に耳にします。
世間でよく語られる年金額の目安は「夫婦モデル」が多いため、単身者の実態が見えにくいのが現状です。そこで今回は、厚生労働省の最新データをもとに、おひとりさまの厚生年金と国民年金の平均受給額を男女別に詳しく解説します。
公的年金は、基礎部分となる「国民年金」と、上乗せ部分にあたる「厚生年金」から成り立つ2階建て構造です。
国民年金は原則として、国内在住の20歳以上60歳未満の全ての人が加入対象で、年金のベースとなります。国民年金保険料(※1)は全員一律です。
厚生年金は企業や官公庁などで働く人たちが、国民年金に上乗せして加入する年金で、毎月の給与や賞与に応じた年金保険料(※2)を納めます。
おひとりさまの場合、頼れるのは自分自身の年金だけ。会社員として厚生年金に長く加入していたか、自営業などで国民年金のみだったかで、受給額は大きく変わります。
※1 国民年金保険料:2026年度は月額1万7920円
※2 保険料額は標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される
元マネースクール講師、現役FP(CFP®・1級FP技能士)でJ-FLEC認定アドバイザー。保険から年金、資産運用まで幅広い知見を持ち、「お金の先生」としてLIMO&ファイナンス編集部にてわかりやすく信頼できる記事をお届けします。